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~~~~。親父め。死ぬまで嫉妬してやる。畜生。 こう思うのも唯ではない。家に一回も来やせんで基地にいる時だけに帰って来る。ああ鬱陶しい。 ”コチラ”に来ればタバコ+芋焼酎+Hで散らかす。クソッ!それだけですむわけも無い。基地内でナンパするやつがあるかぁぁぁぁあっ!」 吸殻を巻き上げながら、土響きが伝う。 親父め!ふと眼を放したらこうだ!くっそぉ~~っ。恨んでやる!蛇噛慎一郎!!
「おぅ。オメー、人型機械持ってんだろ。見せろよ」 「やだね。俺のゼフィロスに指紋一つつけた瞬間、首に糸入るぜ?」 「何言ってんだ。俺は元機械師だぜ。お前にゼフィロスをやったのだって俺だろ?」 「またメッセージ入れ替えるつもりだな!ナビ娘さんに「●●●●やろうよ」や「そこは●●●だよ!」なんて言わせるな!」 「ちゲーよ。オメーに手入れ方教えよーってんだ」 「俺はやんねーよ」 「誰がやるのだ?」 「レンタルSilver Knightsサービスセンター」 真坂、この一言で基地内全体の大騒動を及ぼう何て誰も思っちゃーいなかった。 親父の胸元を押さえ込む。流石の力仕事。今は風圧自動車工業の社員だったか?あんなかで一番体格が良いとは身元から訊いた。 けど、ちょっと腹に膨れができた体で俺を押し返す力は倍ある。 そのうえ、何故かはしらないが、拳銃を所持している。グロッグ18を弄っているのを5歳の時見た。 謎めいた父に反抗する気もなく、逆に恐れているのかもしれない。 「あんだぁ~っ!!KA☆E☆RE!!」 「っつぁ~も、出切れば娘で産まれてこんかったかなぁ・・・。仕込み間違えたか?」 「下ネタ使うなアホ!」 下手にチカラを抜くと押しつぶれるのは俺だ。かと言って逃げたりすれば後ろのトレーニング室から来た奴にダイレクトアッタク・・・。説教されんのは俺なんだぁよぉ・・・。 靴が75°ほど曲がる。これで靴に皺が出来る確立が突破した。 シュン...。 トレーニング室からのドアの可動音。 誰か来る。 「馬鹿!来んじゃねぇ!!」 親父は相変わらずノンストップ暴走バルキリー発動モードらしい。 「アンタもやめろ!」 「お前がOKすれば」 「~~~~~っ!!わーったよ!力抜け」 親父のノンストップモードが停止する。 突然楽に成ったのか、蛇噛はペチャリと膝を突けた。 「もう好きにして・・・」 「格納庫は何処だ?」 親父のご要望道理の道を歩く。ピピピッ。パスを連打する。 ウィーン。自動ドアがスライドで開く。 「はい、イカロス!じゃなかった。コッチのゼフィロス!!」 「ほぉー・・・。色が違う」 「お汁粉の色のゼフィロスなんて誰が乗るか」 父は暫くゼフィロスを眺めると、一歩一歩と歩き出す。 誘導エレベーターの昇りボタンを押すと、ドアが開く。流石にエレベーターの乗り方ぐらいは知っている。 蛇噛は首筋を軽く掻くと一緒にエレベーターに乗り込む。 ギコちなく昇る。カチャン。ドアがスライドする。コックピット周辺まで歩く。 父は静かに言った。 「お前も変わったなぁ。お前と逢ったときには槍があったろうに」 「そりゃVerぐらい変わるさ」 「今度また新しいやつくんだろ?」 「あー、ピロか」 「ちげーよ。ゼフィだよ」 ・・・・・・。 は?冗談よせ。 頭では半ば信じていない。けど、噂なら訊いた。が、それも全て信じたというわけではない。 skの開発が再開した丁度この時期にまた次々にskが投入、改良される。が、テスト版でもあって、不具合が多少しょうじる。 ・・・・・。だからだったか。莫迦だおれ。 その線から行けば、ゼフィだって変わるのは当たり前だったろうに。 額を静かに手の裏で拭うと、父を見つめる。 少し頬に皺をよらせ、苦く、苦笑する。父の表情は変わらない。 「そーいうことか。道理で今のゼフィの調整が整っていないと思えば・・・」 「・・・」 父は俺の肩の上に手を乗せる。 父は溜息を二度すると、ゼフィに乗り込む。 まてよ。そう言った時には、座席に座りかけていた。 蛇噛は、父の足首を握る。父は、蛇噛の手の平の汗に気付く。 「何処行くんだよ」 「上だ。大昔の人間は地面ばっか這いずり回って、鳥を恋しく思うものも居ただろうな。最初に飛ばしたライト兄弟もまだ完璧だったわけじゃない。 それで、時代が重なるうちに、その飛行する世界はさらに上へ飛んでく。が、」 父はゼフィのキーを片手に握っている。キーホルダーが蛇噛自身のだ。 そのキーに気付いた蛇噛は体の辺りを当たる。ニカッと微笑みを咬ます父。 「人類は、空を飛ばすだけじゃなく、生命の塊に傷をつけた。戦闘機だって、ただ空ヲ飛ぶ為にあんじゃない。人を殺す。そういう目的がある」 「・・・・skも同じって言いたいんだな」 「ご名答。が、ゆとりさえあれば、それは一変する」 蛇噛の足首を握った手を掴むと、それを引っ張り蛇噛を上がらせる。 ウィィー・・・。 ハッチが開くと、アイスキャンカメラに光が燈る。 「行くぞ!!」 「はぁぁああああ!!??」 鉄壁、コンクリート、全てを破壊し、突破していくゼフィロスに痛みは無かった。 ただ、空へ飛ぼうとする信念が一直線に飛んでいる。 「すげえっ。飛行体型にも成ってないのに」 「背中に戦闘機ついてればその”載せ物”は飛ぶんだよ!!」 雲を突破し、満開の青空に眼が光る。満々とした水色に憧れているかのように上手い。操縦が上手い。 「親父、sk動かせんの?」 「俺は、元軍事用Silver Knightsのトップエースクラスの座を誇ったんだぜ?」 「訳が分からない。詰りは、skを使えれるのか?」 「ったりめーよ。俺は空軍だ」 初耳の事実を受け止めるのもやっとな蛇噛にさらにと真実が頭に入ってくる。 余り受け入れられなかった。 ハッ。今更のように思った蛇噛は急速落下時用のレバーを押し倒そうとしていた。 父はその手を強く握った。 「降りるか?」 「降りた方がいい。監督が知ったらご立腹だ。天気予報は当たり。それでいいか?」 キイィィィイイイ......。 浮遊時のブーストの発射時の音。 雲とは違う、何かの影がアイを覆う。眼の光が増しているのが薄々わかる。 「当等きやがったか」 「せっ、戦艦!?」 「俺の予測は当たりだな」 唾を一飲み。そうした蛇噛に恐怖のありやまりが耐えなかった。 蒼い機体、ピロテルク。一本のトンファーと二本レーザーを整えた洋用skだ。単純に考えて国内のギルドではない。シンボルさえも見覚えが無い。 何故、日本にいるんだ?それより、今は洋ピロ(上の略)の破壊が鮮明だ。 ピロはレーザーの焦点をゼフィに向けると、薄緑のレーザーを放つ。俺は父の手を払うと、直撃寸前の回避を免れる。 艦がskを出した時点で無差別対戦を行うことを意味している。が、この状況でskを出さない方がイカれている。 「親父、退いてろ。あんたが軍にいたぐらいにはもう戦争は終わっている。実戦を経験している俺が動かす方がいい」 「・・・なら、訓練無しでずっと軍に閉じこもっていたとでも?」 今度は父が蛇噛の手を払い除けると、レバーを握る。 飛行モードで、ピロテルクへ突っ込む。 ピロテルクはトンファーを後ろにし、振り構えをしていた。 「馬鹿!止ま」 投げ来るトンファーをバーニングソードで受け止める。 が、錘がいくつかついたトンファーの前で、ソードに罅が入る。 トンファーをゼフィロスに押し付けるが、ゼフィロスはトンファーをソードで留めている。どちらかが気を抜けば命を拾えない。 が、父は違った。 ソードでトンファーを留めているが、気付けば、”左手にソードがあり、右手に盾”があった。 「親父、お前何を・・・」 ソードに気を緩ませ、トンファーが目掛けてくる。 諦めかけた蛇噛は瞼で強く抑えた。・・・。蛇噛が眼をあけると、ピロテルクの腰が前に出ていた。 「あ・・・、隙が!!」 「分かってる」 ゼフィロスは、腰を蹴り飛ばす。上半身が引き千切れるくらいの威力をゼフィ本人も確信している。 ピロテルクは、頭を前に突進してくる。ゼフィと、あと2mの所でゼフィが脚を出し、土踏まずで頭を抑える。 トンファーを振り回すが、すべて空振りで終わる。ピロテルクの背部に光が燈る。 「零距離射撃だ!避けて逃げろ!」 「待てよ」 ゼフィはもう片方の脚でピロテルクの頭部の顎を、強く蹴り上げる。 その瞬間、抑えた脚を離す。ゼフィを目掛けた筈のピロテルクのレーザーは、上の艦の司令室に直撃する。 ガッ! 顎の砕けたピロテルクを背中越しに背負うと、ミサイルを放った。 ピロテルクの肩が砕け、椀部が粉砕する。爆破と共に、レーザー発射口をやられ、武装を失くす。 「急がば回れ、そんな重いもん付けないで正々堂々格闘で勝て」 ソードでコックピットを切り裂く。 バッ!上半身が消え、下半身が爆破する。 父は一息吐いたと思ったら、操作画面の上のひし形の画面にEの顔が映る。 『は~、こんなゼフィ使いはお前しかいねえよな。蛇噛父」 「よ、久しぶり」 意外な展開であった。 「え?どういう・・・」 「学生時代のマブだちって奴よ」 蛇噛は13秒程呆然していたが、頭の中で理解出切た。 頭をニ、三回頷かせる。頭は動いても心の戸惑いは隠せない。 というよりか、想像がつかない位でもあった。明らかに歳の差が診られる。無論、歳に見えるのは父の方だが。 「み・・・みえねぇ~っ」 「失敬な」 『こう見えて結構コイツと争ってたんだぜ?テストの順位だって一、二を争う程に」 「まじでか」 「俺が指揮官になったって良かったぐらいだぜ?」 「親父が指揮官?!あってねぇ~っ」 「失礼な」
ゼフィロスを基地内に離陸させる。 Eが父と話している。 「どうして敵艦が俺の基地襲うって事が分かったんだ?」 「雲の陰が違った。太陽との光を合せる為に発光ダイオードを使ってたんだ。が、影とのバランスが良すぎるって所に気付いたんだ」 「・・・」 蛇噛は二人を見つめていた。 海墺が呟く。 「アイツ等ってどんな関連があんだろうか」 「・・・ただの学歴バカさ」 真冬の空に、春の香が混ざった空を長く、見つめていた。
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